子ども笑顔フォーラム「地域を変えるチカラ〜ひとつでも変えられる、ひとりでも変えられる〜」

●板橋茶論 子ども笑顔フォーラム
「地域を変えるチカラーひとつでも変えられる、ひとりでも変えられる」
日時:2016年8月21日(日)13時45分開場 14時~16時30分
場所:蓮根地域センター レクリエーションセンター
参加費:300円

実践報告:中田博善さん(前野町こども食堂 わくわくランド)「僕が板橋で子ども食堂を始めたワケ」
問題提起:近藤博子さん(きまぐれ八百屋だんだん)「地域を変えるチカラーひとつでも変えられる、ひとりでも変えられる」
コメント:武田和夫さん(くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク
                      
 「子ども食堂」がブームになっています。板橋区でも子ども食堂が急増しています。このブームは一体なんなのか、それを考えたいというのが今回の板橋茶論の初発の問いです。
 「子ども食堂」は、当初、子どもの貧困対策として注目を集めることが多かったと思います。ですが、月2回程度の廉価な夕食の提供で抜本的な貧困解決になるのかという批判もでてきています。最近では、子どもが主役であるはずなのに、ボランティアの大人の居場所になっていないかとの異論も出されています。
 他方で、地域社会に根をもたず、社会的に孤立しがちな、いまを生きるあらゆる人びとにとって、夕食をともに食べることの共同である「子ども食堂」は切実な場所であるように見えます。2000年代に「無縁社会」という言葉が流行語になりましたが、いまも社会の体質は変わっていませんし、近年は社会の格差・不平等がますます深刻になっています。
 そうしたなかで、「子ども食堂」は、現在を生きる人びとの抱えている関係性への飢えを満たす契機にもなっていますし、そこから生起するつきあいには、地域で、身近なところから社会を編み直そうとする姿勢をみてとることができると思います。つまりは、地域から社会を変えるチカラを「子ども食堂」はもっているということだと考えます。
 メインスピーカーは、子ども食堂の名付け親で、「きまぐれ八百屋だんだん」店主の近藤博子さんにお願いしました。近藤さんの活動は「子ども食堂」の運営に終始するのではなく、食へのこだわりを通じて地域コミュニティを広げる活動です。それは、地域から政治を変える社会的実験と言い換えられます。
 サブスピーカーは、板橋区で今年の3月から子ども食堂を始めた中田善博さんです。実際に子ども食堂の運営に仲間たちと取り組むなかで見えてきたことやこれからの課題について話をしていただきます。
 コメントは、独自の立場から死刑廃止運動にかかわってきた武田和夫さん。社会的排除と社会を編み直す運動という観点から子ども食堂の可能性についてコメントをいただきます。

*ご予約はこちらへ→yuwada★jcom.home.ne.jp(★を@に代えて送信ください)和田 悠(板橋茶論)

4/24 子どもが笑顔で暮らすには、第二の実家作り

 「こども食堂」に興味があるということで、3月13日の板橋茶論に現役学生である佐藤桃子さんが突如現れました。板橋の地域コミュニティについて検索しているなかで、板橋茶論にたどりついたということでした。今回の板橋茶論はこうした「偶然」の出会いから出発しています。
 3月13日の会に遅れてきた佐藤さんはもっと話をききたいということで、板橋茶論を終えたあとの懇親会に参加してくれました。そこで話をしているとすぐに、問題意識をしっかりと持ち、地域コミュニティについて実践的に考えている実に魅力的な学生であることがわかりました。善は急げ。そうならばということで、3月の議論の延長戦という意味合いも含めて、佐藤さんに話題提供をしてもらい(ふらっとあらわれた人に、すぐに話題提供者になってもらう。こうしたフラットな人間関係は板橋茶論の特徴です)、こども食堂をはじめ、子どもとコミュニティの問題を考え進めようということになりました。この問題に関心のある方は、どうか気軽に板橋茶論にお立ち寄りください。 

(話題提供者の佐藤桃子さんから頂いたプロフィールです)
 小中高文京区内の学校に通い、現在は板橋区内の看護学生で、20歳です。19年間板橋区に住んでいます。
 将来は、子供が笑顔に暮らし、さらに子育てしやすい環境作りをしたいと思います。また、多世代が集まる心の拠り所となるような居場所…第2の実家を作りたいと思っています。そのために今、こども食堂、こどもの居場所の所でボランンティアをしたり、子供達に関する仕事、地域に根ざした活動をなさっている方を中心に話を聞きに行っています。
 また、現在IFMSAという日本医学生連盟に所属しています。そこでは、ぬいぐるみ病院というプロジェクトで活動をしています。ぬいぐるみ病院では、保育園や幼稚園、学童クラブに学生が出向いて、ぬいぐるみや紙芝居などで模擬診察・保険教育を行っています。ぬいぐるみ病院活動をベースに子供達が健康になることを目指す活動をしています。

日時:4月24日(日)15時~16時30分(14時30分開場)
●場所:板橋区男女平等推進センター会議室(板橋区グリーンホール2階)(東武東上線「大山駅」下車徒歩5分/都営地下鉄三田線「板橋区役所前駅」下車徒歩5分)
●話題提供者:佐藤桃子さん(日本医学生連盟、板橋区在住)「子どもが笑顔で暮らすには、第二の実家作り」
●資料代 300円
●問い合わせ:和田 悠(板橋茶論) yuwada@rikkyo.ac.jp

4/6 崔勝久さん「「脱原発」の思想・「在日」としての私の生き方ー原発メーカー訴訟・本人訴訟の射程」

 4月6日に、川崎市在住で「在日」2世で、地域に根ざして社会を編み直す実践をされてきた崔勝久(チェ・スング)さんをお招きし、いまあらためて地域で「脱原発」の社会をつくるための私たちの課題をともに考える集まりをもちます。
 崔さんは、25歳で「日立闘争」に出会い、川崎教会・青丘社を中心に地域活動を始められました。また、近年では、原発メーカーの責任を問う「原発メーカー訴訟」の会初代事務局長・No Nukes Asia Actions Japan(NNAA-J)事務局長、「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」(CNFE)共同代表として、3.11以後の「脱原発」運動を牽引されてきました。
 崔さんには、板橋では改めて地域から脱原発の問題に取り組むことが必要だという機運が高まっており、この機運を高めていくような話を希望していることと、そして、「脱原発」を支える根底的な価値としての「反差別」を、崔さんの経験と照らし合わせながら、私たちがつかみ直すことで、運動の軸芯を厚くしたいということをお伝えしています。
 放射能の恐怖にひたすら依拠するような運動が風化するのは当然ですが、もしここに、いまさら「脱原発」でもあるまいという大方の感じ方がどこかに潜んでいるとすれば、それはわれわれの側の一種の知的怠慢によるところが大きいと思います。
 崔さんの問題提起を受けて、あらためて「脱原発」の社会を地域からつくる第一歩にしていきたい。そういう思いで、私たちは、今回の集まりを企画しました。もちろん、板橋区に居住地を構えていない人びとの参加も歓迎します。

●日時:4月6日(水)19時~21時(18時30分開場)
●場所:板橋区男女平等推進センター会議室(板橋区グリーンホール2階)(東武東上線「大山駅」下車徒歩5分/都営地下鉄三田線「板橋区役所前駅」下車徒歩5分)
●話題提供者:崔勝久さん「「脱原発」の思想・「在日」としての私の生き方ー原発メーカー訴訟・本人訴訟の射程」
 崔さんのブログ「OCHLOS(オクロス)」http://oklos-che.blogspot.jp/
●資料代 300円
●問い合わせ:和田 悠(板橋茶論) yuwada@rikkyo.ac.jp

3/13 子どもをケアする仕事の話:私のこれまで・これから

 2009年1月、かた苦しくない集まりとして、そしてちょっと文化的で硬派なテーマを語る場として板橋茶論は始まりました。普段、地理的に身近な場所に生活していても、交流を持つことはなかなかありません。職場であったり、同窓といった枠のなかでの人間関係が中心となりがちです。板橋茶論では、広く社会について議論する「サロン」という文化的つながり、世代を超えた人間的つきあいを地域のなかに紡ぎだすことに意味を見い出し、これまで活動を展開してきました。
 今回は、板橋区在住の加藤彩子さんに「子どもをケアする仕事の話:私のこれまで・これから」というタイトルで話題提供をお願いすることにしました。加藤さんは今年の4月から練馬区の公設民営の保育園で働くことになりますが、それまでにも板橋区内の保育園で保育補助の仕事、あるいは、いま話題の豊島区の要町あさやけこども食堂に関わるなど、子どもと関わることを仕事にされてこられました。他方で、保育士資格を取得され、4月から保育士として働くようになるまでのみちのりは、家族の介護の問題もあり、一筋縄ではいかないものであったときいています。
 板橋茶論は組織のかたちをとりません。入会手続きとか会費は一切ありません。加藤さんとも、板橋茶論という「サロン」的なつながりのなかで、ともにこの地域で生きてきました。板橋茶論をつうじてさまざまな地域の人間関係がうまれることは私たちの楽しみです。加藤さんと直接の面識がなくとも話をきいてみたい!という人の参加もまた歓迎します。

 日時 3月13日(日) 18時〜19時30分
 場所 板橋地域センター第1洋室
 【所在地】 板橋3丁目14番15号 
 【交通】 都営三田線「板橋区役所前」下車5分/東武東上線「下板橋」下車10分 
 話題提供者 加藤彩子さん「子どもをケアする仕事の話:私のこれまで・これから」
 参加費 300円
 お問い合わせ yuwada▪️rikkyo.ac.jp ▪️を@にかえて送信ください。
 板橋茶論http://itabashisalon.net/

サブテレニアン×雲の劇団雨蛙 『界境に踊る』(板橋茶論も協力しています!)

ある日、駅前のロータリーでヘイトスピーチ街宣が行われた。
なんの変哲もない日常に暴力が現れる。
私たちはいつか誰かを殺すの?

サブテレニアン×雲の劇団雨蛙
『界境に踊る』

作・石原燃(燈座)
演出・岡田和歌冶(雲の劇団雨蛙)

◎キャスト
今泉惠美子
岩澤繭
平山葉子(溶解マールイ)
丸岡桂菜
植村せい
田中達也(劇団ペリカン)

2016年1月
8日(金)19:00★
9日(土)14:00/19:00★
10日(日)14:00/19:00★
11日(月)14:00/19:00★
12日(火)19:00★

※各回30分前開場/★アフタートークあり
全席自由席

◎チケット
一般:前売 3000円/当日3500円
学生:前売当日ともに2000円(※要学生証)
リピーター割:2500円(※半券持参)

◎石原燃プロフィール

劇作家。東京都出身。大阪府在住。武蔵野美術大学建築学科卒業。日本劇作家協会会員。非戦を選ぶ演劇人の会実行委員。2007年より劇団劇作家に所属。東京にて他団体への書き下ろしを中心に活動する。2011年の夏に大阪に移住。2012年5月に劇団劇作家を退団後、演劇ユニット燈座(あかりざ)を立ち上げる。
2010年、日本の植民地時代の台湾を描いた『フォルモサ!』が劇団大阪創立40周年の戯曲賞にて大賞を受賞。また、2011年には原発事故直後の東京を描いた短編「はっさく」がテアトロ誌2011年10月号に掲載された他、その抜粋版がNYの演劇人が立ち上げたチャリティー企画「震災 SHINSAI:Thester for Japan」で取り上げられ、2012年3月11日に全米で上演されるなど、社会性の高い作品が評価を得ている。その他の主な作品に、義足を盗まれる事件に遭遇した母娘を描いた『人の香り』、児童虐待問題を扱った『はるか』、『笑うハチドリ』などがある。

◎トークゲスト
8日19時  金恵玲(キムヘリョン)
9日 19時 清原悠
10日 19時 植松青児
11日 19時 金世一(キムセイル)
12日 19時 和田悠

↓プロフィール
金恵玲
劇団アラン・サムセ所属。劇団本公演や子ども向けの舞台、他劇団の客演も多数。日韓共同制作作品や、ベトナムの舞台人との共同制作、タイの戯曲などにも出演。「ふじのくに⇄せかい演劇祭」や「BeSeTo演劇祭」にも参加。俳優として舞台に出演する傍ら、司会や歌手、通訳としても活動。

清原悠
東京大学大学院学際情報学府博士課程、専門は社会学。図書新聞にてリレーエッセイ「ヘイトスピーチ・レイシズムを考える」を企画・運営。近著に『奇妙なナショナリズムの時代』(共著/岩波書店)がある。

植松青児
派遣労働者、被曝3世(母の父が広島で被曝。ただし建設会社の社員として朝鮮人労働者を使役していた)。2015年に「戦後70年ミニシンポ」を5回企画。国会前の陸軍省跡地に「戦争加害博物館」の建設を提唱。

金世一
俳優・演出家・演技ディレクター。
韓国の釜山の出身。2003年からは東京を中心に活動。
演劇創作活動(劇団世 amI主宰)の傍ら日韓の演劇交流(SEAMI project代表)にも積極的に手がけている。

和田悠
立教大学文学部教育学科教員。板橋区志村に在住。「板橋茶論」や「くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク」で活動中。最新の仕事として、編著『戦後思想の再審判−–丸山眞男から柄谷行人まで』(法律文化社、2015年)。

席に限りが御座います。
お早めに御予約下さい

◎予約・問い合わせ
雲の劇団雨蛙
kumogeki.amagaeru@gmail.com

8/23【板橋茶論】このまちで、ともに生きるーー市民と地域の視点で考える社会保障・社会福祉

少子高齢化のなかで持続可能な地域とは何かは根源的な現代日本社会の課題です。今回の板橋茶論は、厚生労働省に勤務されてきた田村一さんと一緒に、これからの社会保障・社会福祉について考えます。コメンテーターは朝霞市議会議員の黒川滋さん。自治体議員の立場から、市民参加のまちづくりの課題と展望や地方自治体における福祉の問題について議論していただきます。

このまちで、ともに生きるーー市民と地域の視点で考える社会保障・社会福祉

日時:8月23日(日)14時〜16時30分 
場所:板橋区男女平等推進センター会議室(板橋区グリーンホール2階、東武東上線「大山駅」下車徒歩5分/都営地下鉄三田線「板橋区役所前駅」下車徒歩5分)
話題提供:田村一さん「なぜ「21世紀型地域福祉」を標榜するか」
▼田村さんからのメッセージ「厚労省在職中の2000年から、介護保険制度の施行はじめ、社会福祉基礎構造改革として公的福祉制度が大きく変容することになりました。人口減、少子高齢社会の到来を受けて「市民」の視点から、こうした変容が妥当なのか、ということも含めて、新たなセーフティネットの仕組みについて考える必要を感じ、同じ問題意識をもつ仲間とともに「21世紀型地域福祉システム研究会」を立ち上げました。国の行政の立場というよりは、一市民としての視点を重要視しておりました。その辺の思いを導入としてお話しさせていただくつもりです」  
▼田村一さんのプロフィール
1953年新潟県生まれ。明治大学文学部卒。2008年3月まで厚生労働省勤務。生活保護、高齢者福祉、障がい者福祉行政などに従事。2002年に有志とともに「21世紀地域福祉システム研究会」設立。共著に『このまちで、ともに暮らそう~新たなセーフティネットづくりをめざして~』(筒井書房、2009年)現在、思想の科学研究会会員。

資料代:300円 *子どもを連れての参加を歓迎します。
問い合わせ:yuwada[at]rikkyo.ac.jp(和田)

SUBTERRANEAN主催公演「くさり飾り」(板橋茶論協力)

実際におきた保育事故を扱った作品を上演します。
愛知県でおきた事故なのですが、当事者のお母様は何年もかけて、事故の究明と保育の基準の見直しのために県や国に働きかけています。こちらのブログに詳細にご本人が記録しています。(http://hiroyasmile.blog.fc2.com/
子供を亡くなった痛みを抱えながら、事故の原因を究明する姿勢には学ぶべきものがたくさんあると思いました。

お芝居にはお母様は出てきません。保育士さんのお話です。お母様が闘ってきたからこそ、劇作家も演劇という作品として残すことができたのだと思います。
リーディングのために書かれた作品で、上演するのははじめてとのことです。
お芝居は30分くらい、歌を入れても1時間くらいの小作品です。お子様と一緒にご覧になれますので、よかったらぜひいらしてください。

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SUBTERRANEAN主催公演「くさり飾り」
日時:7/25 14:00/18:00 7/26 14:00(開場は開演の30分前)
上演時間:1時間を予定
25日18時の回はトークゲストに新読書社の伊集院郁夫さんをお招きしております。
会場:サブテレニアン/板橋区氷川町46-4-BF(板橋税務署向い、建武館地下) http://subterranean.jp
入場料:1000円 子供(中学生以下)無料
※予約制:お名前、人数をお知らせください。公演日当日までご予約承ります。会場が狭いため、早めのご連絡をお願いいたします。
作:石原燃 演出:さたけれいこ
キャスト:平山葉子(溶解マールイ)・若林瑞季(ユニークポイント)・葉月結子
うた:丸山真樹子
音響協力:山田尚古
協力:相良ゆみ・鈴木あかね・板橋茶論
チケット取扱・お問い合わせ 私、さたけまで(satake@subterranean,jp/080-4199-0150)
公演詳細:
命が美しく輝く夏、生き生きとした笹の葉に、葉子は色鮮やかな折り紙を飾り付け、天の川が光る星空を見上げる。とある認可保育園の乳児室でおこった一年半前の事件が葉子の胸を締め付ける。冷たい夜。窓の外は星空。保育士の葉子は一人居残りの手仕事を続けていた。ここで1才4ヶ月の草太くんがおやつを喉に詰まらせて亡くなった。草太くんがおやつを食べている間、葉子は背を向けて連絡帳を書いていた。そうしないと、お迎えの時間に間に合わない。事故後の対策は話し合われ、説明会も開かれたが、園や保育士、県や市の責任はよそに、今まで通り保育は続行された。保育士の残業によって賑やかに飾り付けられたこの部屋で、もうすぐクリスマス会が行われる。制度の罠に不安定に置かれた命 は草太くんのものだけではない。私たちの命もまた不安定に曝されている。

板橋茶論【6・14】 教科書問題、何が問題か―日本史教科書の執筆者が語る

 今年は、4年に一度の中学校教科書が採択される年です。板橋区のホームページには、「平成27年度教科書採択(平成28年度中学校使用)について」という記事が掲載されています。教室で使う教科書は誰がどのような基準で選ぶのかということ自体がひとつの大きな問題ですが、現状では公立の小学校、中学校の教科書に関しては、教育委員会の協議で採択されますが、その際に、学校意見及び教科書展示会で出された区民意見などを踏まえることになっており、区内では、板橋区役所南館6階(6/9~7/2 *土日も開催)と成増アートギャラリー6/9~6/30(土日第3月曜日休み)の2か所で、午前9時から午後5時までの間に各出版社の教科書を閲覧し、意見を行政に伝えることができます。
 さて、よく教科書問題ということが言われます。とりわけ、それは社会科教科書の問題をさしていることが多く、社会科教科書の記述や内容をめぐっては、政治的な議論や対立が発生し、それが歴史認識をめぐる国際問題へと発展していくことがあります。教科書問題は社会認識や政治的構想力とかかわる問題なのであり、そうであるからこそ、市民としての関心と理解がもとめられると考えます。他方で教科書は、学校の教育現場で使われるものであり、そこでは教師の主体性や力量が問われます。教科書の記述と内容だけを比較してその傾向を問題にしているだけでは、教科書問題の本質には迫り切れません。
 今回は、加藤公明(かとうきみあき)さんに話題提供をお願いしました。高校日本史の討論授業「考える日本史」授業で知られる現代日本を代表する教育実践者のひとりで、高校日本史教科書(実教出版)の執筆者の一人です。近年では、加藤実践を徹底的に分析・検討した『新しい歴史教育のパラダイムを拓く』(地歴社、2012年)が刊行されて、注目を集めています。加藤先生については、2014年9月に『神奈川新聞』に掲載されたの記事も参考にしてい下さい→こちら。教科書づくりの最先端にいる執筆者であり、現場の学校教員でもあった方から「教科書問題」を聴く貴重な機会です。

教科書問題、何が問題か――日本史教科書の執筆者が語る
話題提供者:加藤公明(かとうきみあき)さん
1976年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。千葉県立高校教員、東京学芸大学教育学部特任教授を務めた

日時:6月14日(日)10時~12時
場所:常盤台地域集会室
【所在地】 常盤台3丁目27番1号
【交通】 東武東上線「ときわ台」下車10分/東武東上線「上板橋」下車10分/国際興業バス 王子駅ー上板橋駅(王54)間 「中央通り」下車1分
【連絡先】 090-5765‐4390(和田)yuwada[at]jcom.home.ne.jp
【資料代】 300円 
*会場は58畳の和室です。子ども連れの参加を歓迎します(少しくらいうるさくても気にしない!)。板橋茶論は、組織のかたちをとりません。入会手続きとか会費は一切ありません。自由にご参加ください。

区政をもっと身近に! 板橋デモクラシータウンミーティグ開催

くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク企画
区政をもっと身近に! 板橋デモクラシータウンミーティグ開催

 4年に一度の区長選挙と区議会選挙が4月に行われます。これまでの区政に納得がいくかどうか、その判断を住民として示せる絶好の機会が選挙です。また、私たち区民が区議・区長をあらためて選び直すことで、行政に意志を伝えること。この点に選挙の大きな意味があります。そこで、「くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク」では、いま、区政の何が問題なのか、私たちがもとめる区政は何か、住民の側から問いを発し、それを選挙の争点としていくために、住民発の「タウンミーティング」をひらくことにしました。

 今回はNPO法人日本希望製作所の桔川純子さんから、世代や分野を超えて市民がつながりあい、住民自らの手で地域づくりをすすめている韓国の市民自治について、実践例を交えながら話題提供をしていただき、それを受けて板橋の事例を持ち寄り、議論を深めていきます。人権が日々のくらしに生きている板橋区どうつくるか、行政にどう関わるのか、区民と区議はどういう関係が望ましいのか…。平場で区政について話し合い、地域と私たちのこれからを真剣に考えたいと思います。

 日時:3月29日(日)17時〜20時 
 場所:板橋区男女平等推進センター会議室(板橋区グリーンホール2階)
 ・東武東上線「大山駅」下車徒歩5分
 ・都営地下鉄三田線「板橋区役所前駅」下車徒歩5分
 資料代:300円  *子ども連れの参加を歓迎します!(少しくらいうるさくても気にしない!)
 問い合わせ先:yuwada[at]jcom.home.ne.jp

陽光保育園60周年記念誌 『明日に向かって――都会の片隅の小さな保育園の実践記録』を読み拓く

陽光保育園60周年記念誌 『明日に向かって――都会の片隅の小さな保育園の実践記録』を読み拓く

日時:11月29日(土)17時~20時
場所:立教大学池袋キャンパス 本館1202教室
資料代:300円

 2009年に創立60周年を迎えた板橋区の私立保育園である陽光保育園。60周年にあわせて、3年がかりで、陽光保育園の歴史を記録した記念誌がつくられました。この記念誌は、大山・大谷口地域に根ざし「共同」を大事にしてきた陽光保育園の歴史を、さまざまな資料や視角から明らかにしたものです。また、同時代の保育運動との接点がよく見える編集になっており、一保育園の歴史を超えた戦後日本の地域保育運動史の作品として読むことができます。巻末の年表は戦後日本保育運動史年表ともいうべき完成度の高いものです。
 その記念誌『明日に向かって』の書評会をやろうというのが今回の企てです。
 『明日に向かって』は第一義的には陽光保育園のために作成されたものですが、陽光保育園の歴史的経験は他者に対してもひらかれたものであり、その豊かな意味を多様な読み手の「読み」を通じて明らかにしたい。「読み拓く」というタイトルには以上のことが含意されています。
 したがって、今回の書評会には、これまで陽光保育園と直接的な接点のなかった多くの方にも登壇をお願いしました(公立認可園の保育士の方、保育系出版社の編集者、小学校教員をめざしている大学生、元特別支援学校教員など)。会場が立教大学であることも「読み拓く」場としてふさわしいと考えています。
 当日は、陽光保育園関係者も参加され、書評者の「読み」に対して応答をされます。平場で語り合う討論の時間もあります。記念誌を手がかりに、「保育(子育ての社会化)とは何か」という根本的な問題を話し合う場になることを期待します。

懇親会もあります。
20時30分~ 多国籍料理レッドピーマン
〒171-0014 東京都豊島区池袋3丁目1-2 03-3971-2332
*4000円(飲み放題付き)

問い合わせ先
和田 悠(立教大学文学部教育学科) yuwada@rikkyo.ac.jp
矢部ふみ子(社会福祉法人陽光会) 090-2156-8966